『未来への鍵』
お前は鍵だ。
そう、父に言われて育てられた。
私は、私の存在自体が鍵となるように作られたらしい。
詳しいことは何も分からないけれど、父のさまざまな言いつけに従い過ごしてきた私はきっと、鍵であり続けられているのだと思う。
父はもういない。
けれど、私は父から言われたことを守って生き続けている。
何の鍵なのか、父が私に何を望んでいたのか、何も分からない。けど、私はそれに従って生きる。だって、それ以外に私に何の価値があるのか分からないんだもの。
目覚ましが朝7時を告げる。
今日も目を開ける、父の言いつけに従って。
1/11/2025, 5:04:25 AM