書上 創

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香る、ほろ苦くて甘い珈琲の匂い。
朝になると、いつも、貴方が淹れたての珈琲を出してくれる。
口数が少なくて、少し不器用な貴方の中にある優しさが、この一杯にあるの。

初恋を知ったのも、そういえば、カフェでの、偶然の縁だったね。
貴方が、私が落とした本を拾ってくれた瞬間から…
私は、貴方に、恋をして
愛を得たのよ。

9/27/2025, 5:46:15 AM