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「繊細な花」

古来の森にはとても美しい花が咲いているらしい
その花は見る人によって姿、色を変えるという
人々はその花を一目見たい本を頼りと花を探した
しかし、
何時間も何日も皆で探しても見つかりはしなかった
本当はないんじゃないかと口々に噂する
私も噂が本当なのか気になっていたものだから
朝から森に探しに出かけた
そして何分か歩き湖の近くを歩いていた時だった
そこには美しい花を持った天使がいた
こちらに気づいた天使が私にニコリと微笑んだ
まるでおとぎ話の世界に迷い込んだかのようだった
天使は少し考えてこう言った
「そちらのお嬢さん今見た事は皆には内緒にしてくださる?勿論タダとは言わないわ。」そういうと天使は
髪の毛から髪飾りをひとつ私の私の手のひらに置いた
「約束よ」
私は頷くことしか出来なかった
美しい美貌に見とれて余韻に浸っているといつの間に
天使はいなくなっていた

(本当はそんな花ないのよ)
(誰が噂がでっちあげたんだよ)
わかってない皆なんにも知らない
これは私と天使との約束
私の髪の毛には髪飾りが光を宿し光っていた
今日も私は天使に会いに森に出かける

6/25/2024, 1:00:44 PM