恐怖で飛び起きた
落下の衝撃で目が覚めた
私はベッドの上にいた
背中にパジャマが張り付き
目に涙が溜まっていた
とても怖かった
誰かに追いかけられ
崖から突き落とされた
一体誰に追いかけられたのだろう
顔はモヤがかかったように
思い出せない
ひとまずシャワーを浴びる
髪を濡らしながら考える
あれは誰だったんだろう
もはや、誰に何のために
追いかけられていたのだろう
夢が薄れていく
新しいパジャマに取り替えて
冷蔵庫から牛乳パックを取り
コップに少し注ぐ
誰に何をされて怖かったのだろう
もう怖い夢を見たこと以外
何も覚えちゃいなかった
人ってよく出来てるなぁ
なんて感心しながら
夜明けとはいえ
みんな寝静まる町を眺め、
牛乳を流し込む
〜目が覚めると〜
7/10/2024, 10:24:45 AM