「ヨシダ、【星が溢れる】ってどんなことだと思う?」
後ろにいる幽霊に話しかける。
「そうやなぁ…星空のことやと思う。逆にあんたはどうや?」
そう問われてしまった。その時、頭に掠めたものを口に出してみる。
「そうねぇ…ふと思ったのは、ドロっとしたもの。」
「…どういう意味や?」
「知らないわよ、そう思ったんだもん。」
考えつくまでぼんやりと過ごしていると、窓で一筋の光が流れて行った。
「あ、流れ星。」
するとヨシダは考える素振りをして、
「…あー、そういうことか。わかったわ」
「なにが分かったの?」
「流れ星や、星が溢れて流れ星ってことやない?」
そう言われて、少し納得した。でもあえて「…何を言ってるの?」と返してみた。
「お前ならわかっとる癖に。」と言ってくるヨシダを見て、随分ロマンチストなんだなって思った。
3/15/2026, 6:53:36 PM