大好きな人とお別れをした。あまりに突然の事で、追いつかなかった。無邪気な笑い声が脳内に響き渡る。その度に熱いものが頬を伝っている。尊敬の念と憧れでいっぱいだったその人は、最期に花束をくれた。彼女らしい、ビビットピンクの薔薇やガーベラと白のかすみ草。私はそれをドライフラワーにした。彼女がくれたものは沢山あったけれど、少しでもその華やかさを目の前に残しておきたかった。ずっとずっと、大好きだよ。―――永遠の花束
2/4/2025, 2:53:02 PM