私は毎日、水をかけている。
雲の上から。
私はこの行為に意味は無いと思っていた。
あの日までは。
私は天使の中でも別に位が高いわけでも低いわけでもなかった。
だからこそこの意味もなさそうな仕事に疑念を抱いていた。
ある日神様たちの会議を立ち聞きしていると
今年の降水量は例年よりいい感じだね。
人間界の畑が豊作のようだ。
来年も降水量に気をつけてがんばろう。
そう言っていた。
降水量はたぶん水をかけた量だ。
人間界の畑が豊作、、、。
人間界の食物は水で育つのだろうか。
でも私はこんなことを考えながら人間の役にたっていると感じられとてもやりがいを感じた。
誰かのためになるならば。
7/27/2024, 12:58:39 AM