佐久夜の手記

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そっとカレンダーを捲くる
なにもない。なにもない。
白紙のカレンダーを眺める
なにもない。なにもない。

そこにあるのは、なんだろう
可能性だろうか、いいや、違う
そこにはなにもない
空虚。空虚だ。
私という生き物が
そう遠くない未来に味わう空虚が
首をもたげている
けれどもそこにはなにもない。

9/11/2021, 10:58:25 AM