陸奥守吉行の瞳には太陽の輝きが宿っている。甘く、温かみを感じさせる目だ。
誰かの目を仔細に覗く機会なんてそうそうないが、訳あって私は彼に添い寝を頼んでいる。
理由は色々あるが、彼の目を間近で堪能できるのは嬉しい。
彼が亡くなって、生きる楽しみを失った。
それでも私はドクターとして、皆の命を預かっていたから、それを生きる理由にしていた。
裏切られ、胸を貫かれて、ようやく楽になれたと思っていた。
死ぬのなんて怖くなかったはずなのに。
待宵の光
(※刀剣乱舞×アークナイツ)
琥珀に対する所感
【その眩しさに身を焼かれようとも、人はその光に手を伸ばし続ける】
【光が強ければ影も深まる】
1/17/2024, 10:00:15 AM