「終わり、また始まる。」
夢を見ていた。長い長い、夢を見ていた。
体は水底に沈み、あたりも暗くなっていく。
光は遠ざかって、闇が体を包む。
なんだか心地よい。
私はどこまでも、どこまでも沈んでいく。
どこまでいくのだろうか。
真っ暗闇まで、行けるのだろうか。
黒い静けさに身を委ねていたら、突然光に引き戻された。
今度は、自分の足で立って、行き先も自分で決めろと、そう言われた気がした。
闇の時間は終わり、そして、光に満ちた夢が始まる。
今度はどこまで行けるかな。
3/13/2025, 10:56:28 AM