私は、高校生のとき自分を壊すような恋愛をした。
私は、私という自分を信じきれない節がどうにもある。よく自分を大事にして生きなさいとか、自分は1番の資本であって壊れてしまったら、何も出来ないとか世の中ではそう言われることが多い。
しかし、私は壊れるほどに君を愛した。自分を信じて愛するよりも、他人を信じて守ることが大切だと思っていた。
君は、自殺願望があった。私は、君の死にたい気持ちを否定はしない。しかし、死んでほしくないとは思っていた。
君が幸せでいるには、私はどう立ち回ったらいいか、君にとっての理想の自分とはなにか、それだけを考え、君に自分の全てを捧げた。
やがて、君は幸せを掴み始めた。私はどんどん自分の夢やしたいことを、君を支える時間の中で失っていった。
そして突然、この関係を私は終わらせてしまった。
もう、私はこうする他なかったんだと思う。
しばらく自分を責め、どんなに色彩が失われた日々よりも、重く苦しい毎日を過ごした。
私は、君を背負う重さにもう耐えられなかったけど、君を失った日々も耐えられなかった。
君を壊れるくらい愛せた私は、きっともう未来に進む強さだって持っている。
誰かを思える力は最後に君がくれた、私への未来の贈り物なんだ。その贈り物を包むリボンは決してほどけることはない。君がくれたものだから。
君はもう私の贈った全てを忘れてもいい。君はもうそのリボンをほどき、私の支えたあの日々を無駄にしないよう生きてほしい。
記憶の隅に、そっと置いて仕舞おう。
12/20/2025, 3:56:05 PM