-ゆずぽんず-

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お久しぶりでございます。

散々、投稿をするといいながらも検定対策ですとか、筋トレですとか、お料理ですとか、家庭菜園(と言ってもプランター三つ)など趣味にあけくれておりました。その他にもボールペン習字をしたり、自家製キムチを漬けたり、コンフィを大量に作ったりと慌ただしくしておりました。

そんなことをしていましたら、すっかり忘れておりました。ご心配をおかけいたしました。


さてさて、六月もまもなく終わりますが、6月はまさに梅雨の時期ということで梅雨にちなんだ詩を読みました。

情景をなるべく自然な形で言の葉に乗せましたので、ぜひ想像を膨らませながら読んでみてくださいませ。皆さんの、詩を詠むお顔やお心が読み取れないのが残念ではありますが、きっと「へぇ、まぁまぁやるでねぇの」と喜んでいただけると自負しております。

いえいえ、ものすごく自信がございます。


ーーでは、音と匂い。
そして、情景をイメージして
お楽しみくださいーー





『濡れた裾と 六月の匂い』

雨打つ音に 梅雨の最中と思ひ出す
冷えた風が 黒い路面の香りに 鼻を擽る
晴れ間の日差しが 溶け込む日向の頃に
窓の向こうは いつの間にやら
雨に白く揺れ 気分をひとつ落とせば
開けっ放しの窓を そっと閉じる

家路を急ぐ人の背は
傘を忘れて 重く貼り付いている
へこみ 癖のついた鞄を頭に 傘代わり
よれた革靴が 流れる水を蹴っては
濡れた裾が 足を重く引いていた

6/26/2025, 11:35:04 AM