朱狐

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ーただ、必死に走る私。何かから逃げるように。ー


※私の死生観をつらつらと書き綴ったので、本文中に“死”という単語が頻出します。
なので苦手な方は読み飛ばしてくださいますようお願いいたします。


人生。

それは死から逃れる逃走劇なのか、それとも死へとひた走る逃避行なのか。

きっとそれは捉え方の違いでしかないんだろう。


死を肯定的に捉え死を欲し死へと向かうを人生と捉える人。

死を否定的に捉え忌避し生にしがみつくを人生と捉える人。


当然、死を欲するなんて言うと不謹慎だと怒られるだろう。

だが、少なくとも私の中には“より良い死に様”を迎えたいという願望が確かにあるのだ。

無論、今すぐ死にたいと言っている訳では無い。
あくまで自分の納得する死に方へ向けて準備する過程こそが人生だと思っているのだ。

なので当然ながら私が納得できない死に様など真っ平御免なのである。

最後まで好きに生きて満足して死ぬ、そのためにはくだらない死からは逃げ切らねばならない。

『死ぬために死から逃れる』

なんてことを言ってもきっと誰にも理解されないのだろう。

そして多くの人は生きることが目的でその後の結果として死がやってくると言うのだろう。

それでも私の中にはきっとこれからもより良い死に様を迎えるという目的のために生きるという結果が残り続けるだろう。


これは、あくまで作者である私が今現在心に秘めている死生観である。
今後の人生を歩んでいく中でその考えが変わるか変わらないかは分からない。

なので、ただただ思ったことをつらつらと書き連ねたチラシの裏の落書き程度に思っていただければと思いつつ話を締めさせて頂きたく思います。

5/30/2023, 11:39:09 AM