いばらに包まれて冷たい窓に吹きつける風をよそにあなたは横たわる、夜は夢の中に雨が降る、傘もなく樹木の下に留まるままの、あなたは目を伏せていっぱいに抱えた花の匂いをかぐ、あなたは待っていなくてもいい、走り抜けて行くことを選んでいいと、窓のずっと外から、願っている人がいると、あなたは知らないままで眠る『雨と君』
9/7/2025, 1:43:27 PM