窓際に置いたベッドは、星をよく捉える。だが、朝が不得意な私には少々不適だった。瞼越しでも刺さるような朝日が、スッと遮られる。あー、有難い。こもったエンジン音のようなそれは、喉元から出ているようで。モフッ、ゴツッと頬へあたる。家を出るまでのわずかな時間を彼は、私へと使う。彼のご飯係は私なわけで当然ではあるのだが。原動力は私に今日をもたらす。
10/16/2024, 5:20:53 PM