君と一緒に
幼い頃から喜怒哀楽を共にしてきた。
同じ食事を取り同じ景色を見て時には一緒にイタズラを仕掛けたり君といると毎日が虹色に輝いてた。
でも君が子宮にいる事が分かった時はとても複雑だったのを幼いながらよく覚えている。
今まで親は私に愛情をくれていたのに何故私よりも後に生まれてくる子に分けなきゃならないのだろうと心がモヤモヤとチクチクしたものだ。
だが、今思えば嫉妬という感情だったのだろう。
君が生まれてからは普通の日常がうってかわり目まぐるしく回っていた。
親は仕事が終わると保育園終わりの疲れてる私を無理やり連れ出し君のオムツやミルクなど大量に買った挙句、
私の大好きなラムネ入のおもちゃはねだるもにの次だと怒られた。
なんとも腹立たしい限りである。
でも君の世話をするにつれて感情の変化がおき愛おしいに近い感情になっていった。
それからは何をするにも2人1緒に動いていた。
遊ぶおもちゃや服装だけではなく食べるものまで似ているとは今思えば血が繋がっているとはこういう事を言うんだなと実感できる。
そんな君が今や大人になり県外に旅立つという。
それも私の手をずっと離さず握っていた君が他に守ってくれる人を見つけその人の元で暮らすというから驚きだ。
別れの際、君は笑顔で「結婚式には絶対お姉ちゃん呼ぶね」と言ったもんだから思わず号泣してしまった。
最後に私は姉らしく「何かあったら連絡してよ、すぐ飛んでいくから」と言ったが君は「それはお姉ちゃんもでしょ」と言われ二人で笑った。
その日の天気は快晴で太陽の光が暖かった。
1/6/2026, 11:13:10 PM