夏目漱石の『夢十夜』だよね。
〝こんな夢を見た〟で始まる四篇と他の六篇で構成された、十の物語。
夏目漱石という、当時の私にとって少し堅苦しい印象だった作家に俄然興味が湧いたきっかけが、この『夢十夜』だった。
教科書に載る作家、文学史という歴史に記される作家、身近じゃない、違う時代の作家。
そういう印象だった〝文豪〟という存在が、身近になった瞬間だった。
『夢十夜』『こころ』『薤露行』『幻想の盾』私が好きな作品はこのあたり。
文豪と呼ばれる作家の作品がなぜ現代も読まれているのか、うっすらとだが分かった気がする。
そう言えば、川端康成の『眠れる美女』も衝撃だったな。
END
「こんな夢を見た」
1/23/2026, 11:31:48 PM