「秘密の手紙」(一行詩)
真夜中に蝋燭の灯照らし文字を浮かばせて読むは或る者からの知らせ
「冬の足音」(一行詩)
冷たい風が吹く 雪虫がふよふよ 君の淡白の着物姿は冬の足音が聞こえる
「贈り物の中身」(詩)
決して開けてはならないと云ったのに開けてしまったのですね
人間の好奇心、なんて愚かで美しいものなんでしょう
「凍てつく星空」(一行詩)
凍てつく星の元で君は月を眺め兎を撫でる姿は凍てつく星空の月
「君と紡ぐ物語」(一行詩)
「失われた響き」(一行詩)
古の響きが聞けぬ楽器の姿を探す
「霜降る朝」(一行詩)
霜降る朝に君は霜が付いた葉っぱの木を持って誇らしげな表情
「心の深呼吸」(一行詩)
誰も居ぬ場所で深呼吸を 時には吠えることで心の深呼吸を
「時と繋ぐ糸」(一行詩)
時代が変わっても糸を織ることは途絶えることなく糸が時代を繋ぐ
「落ち葉の道」(一行詩)
赤色と橙色が入り交じる道に君はもみじ饅頭を頬張っている
「君が隠した鍵」(一行詩)
心の扉の鍵は何処にある?隠した鍵を探す
「手放した時間」(語り?)
まともに生きていない時間の方が多い
12/4/2025, 1:18:39 PM