寿司の日光浴

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好き嫌い

私は好き嫌いをする人を許すのが無理だった。何故なら、人が食べる人を思って、一生懸命作ってるのにそれを嫌いと食べない。それが許せなかった。たがら息子にも、好き嫌いしないように教育していた。何故こんなに好き嫌いが許せないと言うと主人がシェフだったからだ。何故過去形で喋ったかと言うと事故で無くなっているからだ。些細なことで、喧嘩をしてしまった。その時、主人は料理をしていて、終わって寝ていたから、私が主人が寝ている間にコンロで料理をしてそのまま消し忘れて家から出ていってしまった。それで朝家に行くと家が全焼していた。それで急いで調べると主人は焼き焦げた家で、焼身死体で発見された。死ぬ前に主人の口癖はこうだった。

[好き嫌いするやつはだれかを好きになることも、嫌いになることも出来ない!]

そう言っていた。だから私はその言葉と罪の重みを実感し私も好き嫌いを嫌った。だが、周りではこれは嫌いだから捨てる。これは好きだから食べると言う事にしか執着している人達しかいない。私はそれが許せなくても声を出して止めろなんて言えなかった。だから私だけでも好き嫌いを止めようと思った。

6/12/2022, 12:12:00 PM