プレゼント_76今日も君を遠くから見つめて雪が降っていたのにも気がつかなかった。この手はかじかんでカイロを握れば温かさが波のようにじんわりと感じられた。もしもそれが君の手だったならどんなだっただろう。温かさだけじゃない何かも感じられたのだろうか。なんの面白みもない私の人生に鮮やかさというプレゼントをくれた君を私は好きだと思ってしまった。
12/23/2024, 3:16:50 PM