Namimamo

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星明かりに照らされた夜はあまりに静かで儚くて
まるで世界が星空の海へ沈んでいくようだった
呼吸を忘れてその昏く美しい闇色を見上げた
昼から一番遠く離れた場所にいた私たちは
数時間後には陽がのぼることなど誰も信じなかった
ずっと一緒に此処にいようと約束した言葉を嘲笑うかのように
また星がひとつ瞬いた

4/20/2025, 10:42:59 AM