糸井

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真っ黒く染められた背景に無数の流れ星。距離感も時間感覚も何も無い。そんな空間に僕は一人だ。

此処の流れ星は理想の世界を象る。だけど触れてしまうと凄惨な世界を見せられる。そんな趣味の悪い空間。一体どんな神様が創ったんだろうね。顔を見てみたいものだよ。
まぁ、僕の場合は自分の為に此処に来たのだけれど。

光を掴む為に闇に飛び込む事が間違いだとするなら、一体何が正解なのだろう。救おうとする事が、夢を見る事自体が過ちだった?
願いを最初から持たなければ正解だと言うのなら。
間違わなければ君を守れないなら。
僕はずっと不正解のままでいい。
それすらも貫いてみせる。

『光と闇の狭間で』

12/3/2024, 9:52:32 AM