またね!
あれ
今日も来たの
君も懲りないね
昨日散々言ったじゃん
もう来ちゃダメだよって
指切りで私と約束もしたのに
針千本飲ませちゃうよ
まぁ嘘だけど
今日は何
言ってみなよ
相談乗るから
ほら
誰かに言えば軽くなるからさ
なんて言っていたのは
何時だっただろう
相談に乗ってくれていたのは君だけで
心を軽くさせてくれていたのも君だけ
名前なんてお互い知らないし
互いの家庭環境も
何も知らない
ただその日の夕方ここで会って
思ったこととか愚痴を言う
それだけの関係
それなのに君は急に居なくなった
今でも瞼を閉じればあの日を思い出す
忘れられるわけが無い
あの日いつも通り
2人で愚痴を零して
こんな世界無くなっちゃえば良いねなんて言って
笑っていたのに
最後帰ろうとした時
後ろからまたね!なんて聞こえて
振り返ったら君がいなくて
その時下からグチャって音がして
覗いて見たら
君がいた
それが信じられなくて
そこから記憶がなくて
気付いたら自分の部屋にいて
その日から
何時もは煩く感じる親の怒声も
クラスでの嫌な出来事も
全部何も感じなくて
だけど息をするのは
今までよりもっと苦しくなって
自分で付けた傷も今までより増えていって
心が壊れかけてようやく気づいたんだ
あぁ
君が好きだったんだって
私には君しかいないんだって
でも嬉しかったの
君の最後を見れたのが私で
だから私も見せてあげる
特別だよ
君の
君だけの
私だから
他の誰にも見せてあげない
もう私は君を見ることができないから
どこから見えてるのか分からないけど
今から向かうから
絶対会えるから待っててね
じゃあ
またね!
3/31/2025, 1:51:22 PM