亀岡たわ太

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 小学生の僕と幼馴染の女の子。
 秋の雨空それそれふれふれ。
 公園の砂を長靴で削りダムを作って遊ぶ。

 青い傘とピンクの傘。

 あの淡い記憶を持って俺はオッサンになった。

 アレは柔らかい雨だったのかもしれない。

 懐かしい記憶。初々しい記憶。

 ハッと思う。少女の顔を思い出そうとすると。

 アレは妹だったのかもしれないと。

 おっさんは青ざめた。

11/6/2023, 11:02:51 AM