感情論ではなく、生物学的に特別な存在になり得るのは、誰にとっても母親なんじゃないかと思う。
世界に一人、この存在が無ければ自分はこの世に存在しない。
自分という存在を創造してくれた神とも言える。
…決して、マザコンではない。
父親だって頑張っちゃいるが、所詮協力者にしかなれない…という実感がある。
自分の中で創り出し育て、その痛みに苦しむのも母親一人で、それらに関しては父親は蚊帳の外だ。
まあ、俺がいなきゃこの子は生まれてこなかった、というくらいの自負はあるが。
感情論としては、母親と折り合いのつかない人もいるだろう。
自分の少年期にも覚えがある。
自分を創造してくれたとはいっても、一人の人間だ、反りが合わないのは仕方がない。
口うるさくて、とか、何もしてくれなくて、とか、人によっては生涯で一番言い争った相手にもなり得る。
逃げるように遠く離れて、もう二度と会わないと心に誓った人だっていると思う。
でも、自分にとっての特別な存在が母親であるように、母親にとっての特別な存在が自分であることは、心のどこかにいつも留めておきたい。
自分はそんな風に思われていない、と悲観する人や、そんな風に思われたくないと非難する人もいるかもしれないけど、そう思われてると信じることが大きな心の支えになることは確かなんじゃないかと。
母親ってそーゆー存在なんだと思う。
男に生まれて後悔してることを強いて挙げるとすれば、そーゆー存在になれないことか。
まあ、父親には父親の役割がある。
それを精一杯こなすことで、きっと子供達にとって特別な存在になれていることを…心から願う。
3/24/2024, 3:53:52 AM