「はじめまして、おにいさん」目の前に現れた彼女はそう告げる。見たことの無い少女だった。……けれど、どこか懐かしい雰囲気のする少女だった。「……は、初めまして?」戸惑いながら僕はそう返事する。君はどこか懐かしそうに笑っていた。「これからよろしくね」その表情は無くなり、君は眩しい表情で笑う。僕は、ただ圧倒されたように頷く他なかった。
4/1/2025, 10:38:14 PM