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「狭くてすいませんねぇ」
 申し訳無さそうにうつむき、消え入るように話す、おっさんのような何か。何かというのは当然、全身隅々実体化されてはいない、有り体に言えば幽霊だからだ。こうして俺と会話できる事もそもそもおかしいし、しおらしく登場するのも、昨今の霊事情? 的に流行り廃りとかあるもんなのか、とかいろいろよぎるが、まあ、床にあぐらをかいて動じることなく応対している俺も俺だが。
 事の発端は、必死の就活ようやく潜り込めた会社を、僅か一年足らずで飛び出し、とはいえそれなりの蓄えを手にした俺が、それでも費用は抑えたいとすがりついた、新居であるこの事故物件を契約したことからだろう。商店街の端っこの、年季の入った小さなビルの三階の一室。空室もそこそこある中、件の理由により破格の値段で借りることができた。前職は寮住まいだったので、本来ならば住居専用物件が必要だったのだが、まだ若いし、しばらくは勤めに出ずに、どうせなら何かやってみよう、と思い立ち、兼用可能の部屋にしてみた。

といったところで時間切れサーセンwww
そのうち適当にこねくり回したやつを、どっかに上げると思います失礼しましたwww

6/5/2024, 9:36:35 AM