緑碧

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ずっと昔に読んだファンタジー小説で、選ばれた少年が悪を倒せる力があるか、試練に挑んでいくという内容の物語を思い出した。
最終的には少年じゃなくて、少年が持っていた不思議な小石が少年が暗闇に飲まれそうになった時、光輝き、少年よりも小石が最後に大活躍でとても目立っていた。
2巻完結の小説だったが、1巻で試練に打ち勝てなかった少年の犠牲は何だったのかと、2巻のその結末を読んで思った。
2巻で出てきた少年よりも、1巻の少年が読んでいて気に入っていたので、幸せになって欲しかった、でも彼はいつも世を儚んでいて、それが彼にとっては自由で最善だったのかもしれないとも思うが、その物語を思い返すたび、やっぱり幸せになって欲しかったとなってしまう。

5/15/2025, 1:30:35 PM