-ゆずぽんず-

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🌿‬皆さん、こんばんは🌿‬

どっと冷え込み、厚着にシルエットが一際大きくなりました今日この頃でございますが、皆様がお住まいの地域ではいかがでしょうか🍊
これからは、温かい鍋物や辛いものが恋しくなりますが、先日、おでんを二日続いて食べたので次はお鍋かポトフか悩んでいるー柑橘とスパイスーですが、筋肉飯(バルク飯)に材料を使うか否か悩みどころでもあります✨

さて、本日は普段から詠んでおります部類の詩ではなく、すこしだけ違うスタイルの詩をお届けいたします。
想像しながら読んでいただけたら、とても嬉しく思います🍀



ーーではどうぞ。



『電車、山陰にて』

窓に映る
知らない街の屋根

カタン、コトン
振動のリズムが
詩を運ぶ
線路という名の五線譜をなぞりながら

古びた駅の名標に
耳慣れない地名が並ぶ
けれどそれが
旅というものだ

少年が持つ駅弁
隣席の老婆のうたた寝
遠くの海が
一瞬だけ姿を現して消える

ページは開かれていない
でも心のノートは
すでに書き始めている

「いつかまた来るよ」
そう心の中で
見知らぬ町に言葉を置く


*


ひとり、旅路をゆくものがたり。

11/12/2025, 10:26:24 AM