夢はみるものじゃなくて、叶えるものなんだって。
すっかり社会通念となったこの言葉、最初に聞いたのはどこでだっけ?
流行りの曲からかもしれないし、それを歌った人間のインタビューからかもしれない。
あるいは、感動的な小説の一節からかもしれないし、自己啓発本の表題だったかもしれない。
それとも、今まで教わってきたいつかの教師のHRでの一言だったかも。
そんな風にありふれた言葉のくせに、夢っていう言葉からくるどこかキラキラしたイメージを現実に引き落として、なおかつ自分を発奮させることができるからいまだにこの言葉を口にする人間が後を絶たない。
でも、そうなると夢は夢じゃなくて、目標っていう小学校で習うようなつまらない指標になってしまう気がする。
目標のために何を行うべきか。自己分析して足りない部分を洗い出し、自分ができることを毎日行うことが大事です。
一歩一歩がやがて大きなものになるんです。
なんて。
現実に向き合う時に夢なんて言葉は似合ない。
私は夢をみていたい。たくさんたくさん夢がある。
叶えるなんてどうでもよくて、ただ夢をみていたい。夢は夢のままいつまでも輝きを失わずに煌めいていて。
あとは私が勝手に見つめているから。
1/13/2024, 2:41:47 PM