侵食

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雪が砂のように舞う

風が、雨のように吹く

困難になびいた指先は

いつまで経っても

昨日ばかり指を指す

声が出ない朝や

いつまでも来ないバス

車の騒音や

痛みの伴う会話

いつまでも冷徹な視線

そのくせ、僕を包む空気は、永遠と温い

僕は歩き出した。飽きもせず、ひたすら繰り返す毎日を

ただ、少しだけ昨日とは違う何かが

僕の心に、降り注いでくれたのならば

それは、僕にとってこの上ない、幸せになるだろう。

2/3/2025, 5:17:31 AM