「なら、地元の人間として案内してやろう」彼の申し出は魅力的で、断る理由も今はない。布越しでも大きくて、温かい手。「オーロラが綺麗に見えるところも押さえておいた。費用は俺が出すから、アレのことを忘れてしまうくらい楽しもうか」豪快な提案に、繊細な気遣い。あぁ、そうか。こんなスマートな人が好きなのか。Title「赤気の観測者」Theme「理想のあなた」
5/21/2024, 3:15:16 AM