よつば666

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お題『今年の抱負』第2作目作品小説73話

 7月31日今日は萌香の誕生日。3人は某有名なカラオケ店に来ていた。
完全ではないが、個室感がある。多少の大声でもカラオケ店だから許されるだろう。何よりソフトドリンクやアイス等無料でサービスしている。加えて飲食の持ち込みも可能であるときた。
別に歌わず、BGMとして好きな曲を入れて楽しめばいいし、カラオケの機種と曲によるが本人が歌っている映像だって観れるのでカラオケ店は利用者の使い方とその時のシチュエーションで考えるととてもコスパが良いと真珠星(すぴか)は、委員長と相談し場所を選んだ。

部屋に入って早々にコンビニで購入したケーキを食べた。その後1時間ばかり歌ったところで萌香は2人から誕生日プレゼントを受け取る。早速プレゼント袋を開けと委員長からは白熊が描かれた冷感タオルに汗拭きシート等暑さ対策グッズ。真珠星からは縦型の淡いピンク色の生地で作られた携帯収納バックと白ブチのサングラスだ。

萌香「わぁ。2人ともありがとう〜!大事に使うね!」

委員長「えぇ。」

真珠星「うん。萌香、サングラスかけてみてよ」

萌香「似合う?」

真珠星「まぁまぁ。かな(笑)」

萌香「そんなことないでしょ〜」

萌香はカバンから手鏡を出して自分の顔を映し確認した。

萌香「ちょっとだけ、大きいのかな?委員長どう?」

隣に座っている委員長に顔を向けた。

委員長「似合ってるけど、言われてみれば大きいかも……でも気にするほどでもないわ」

萌香「そっか。ありがとう、真珠星」

真珠星は頷きオレンジジュースを飲んだ。

委員長「輪通(わづつ)さん、16歳になった今年の抱負は何?」

真珠星からマイクを差し出され受け取った萌香は

萌香「もちろん!彼氏を作ることだよ!!」

と宣言するのだった。

End

1/3/2025, 5:54:25 AM