Ru*

Open App

光と闇の狭間で…

紙一枚分。
全ての人が必ず闇に落ちきる前に現れる一枚分。
あぁ…もう、何もかもおしまいだ
もう、どうにでもなればいい
もう、どうでもいい

そんな繰り返しをする度に堕ちていく、深い谷底のような真っ暗で希望の見えない穴に。
でも、その人その人の、お迎えの時期じゃなければ簡単にこの世とサヨナラするようには、出来ていないんだなぁ。

どんなに絶望に打ちひしがれても、冷たく恐ろしい闇に足先が触れる前に紙一枚分で上に引き上げられている。
それを何度も経験すればするほど、紙一枚分が層になって、もう、簡単に闇に引きずられることがなくなるのかもしれない。

人生なんて、良いときもあれば悪いときもあって当たり前だし、人や何かのせいにすれば楽だけれど、結局それも自分に返ってくる。

色々な顔を持っていて当たり前なのに、表の顔が光で裏の顔…本音の顔が闇だとしたら、どのくらいの割合で毎日過ごしているんだろう。

良い人と思われたい…自分以外なんてどうでもいい
感じ良くしていたい…人に合わせるなんて!
優しい気持ちで接したい…いつもニコニコなんてしていられないよ

体調によって、日によって、季節によって、相手によって、それは変わるものだ。
日々の暮らしで、そうやって折り合いをつけていることが、光と闇の狭間でバランスを取っているということだと思う。

バランスを崩した時は、知らせて欲しいなぁ。



*読んで下さり ありがとうございます*

12/2/2023, 11:19:47 AM