車窓から過ぎていく夜景は、手を伸ばせば届きそうな、そんな星空のようでした。その星の一つ一つに人生があるのだと思うと、なんだか考え深いもので。手の平でグッと、握り潰してみたりもして。しかしそんなことをしたってただの遠近法で、実際には何も起こりはしないのですが。そして私は、光の街を後にしたのです。『夜景』
9/19/2024, 8:56:42 AM