二人だけの秘密
夜の気配がそっと降りて
世界が静かに息をひそめるころ、
あなたと私のあいだにだけ
小さな灯りがともる。
誰にも触れられない
指先ほどの温度。
名前もないまま
胸の奥でそっと揺れている。
言葉にすれば消えてしまうから
声にはしない。
ただ、目が合った瞬間にだけ
確かに分かる合図がある。
世界がどう変わっても
奪われることのないもの。
それはきっと
あなたと私が選んだ
“二人だけの秘密”。
眞白あげは
5/3/2026, 1:47:54 PM