【仲間になれなくて】
教室の片隅で、僕はノートに文字を並べていた。声のはずむ輪の中、笑い声が遠くに響く。手を伸ばせば届きそうなのに、どうしてもその輪には入れない。僕はいつも、少しだけ空気の外側にいる。
「一緒にやろうよ」と声がかかる。でも、その“やろう”には、いつも僕の居場所はない。机の上のペンを回しながら、僕は考える。なぜ、僕はこんなにも孤独を感じるのだろう。
放課後、帰り道の坂で、背中に夕陽の光が当たる。友達は楽しそうに笑い合うけれど、僕はひとり。孤独は重いけれど、少しずつ、自分のリズムを見つけていくしかないのだろう。
仲間になれなくても、僕は僕であることを、少しだけ誇りに思いたい。今日もまた、誰かの笑顔を遠くから見守るだけだけれど、それでも僕はここにいる――確かに存在している。
9/8/2025, 2:34:19 PM