No156

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あいまいな空

眠たくてあくびが出る。
とぼとぼと会社帰りの帰路を歩く。
一人暮らしのぼろアパート階段を上がるたび、ギィギィと鉄の錆びた音が響く。
部屋の扉をあける。玄関に靴を放り投げる。
男一人の部屋はきれいな分けなくて、カップラーメンのごみが散乱している。そろそろ虫が出てくる季節になる。それまでには、片付けなきゃなと思いながら、布団に転がり意識を落とした。深夜3時目を覚ました。ダルいからだを起こしながら、風呂に入る。風呂から出ればお腹の音がなる。冷蔵庫をあけるが、、まぁ何かあるわけもなく。水道水をコップにいれて、腹を膨らます。そんなことやっていたら5時だ、仕事行かなきゃ、仕事、死言なんてな、あはは、無音の部屋をそんなこと思いながら部屋を出て会社に向かう。今日の空はどんより曇っている、傘を持っていくか?しかし、雨降らなければ荷物だな、、多少濡れるくらいならいいかな~。


まっ、こうなるよな、、
どしゃ降り、こりゃ、コンビニで傘買うか?
いや、これで買っていったらビニ傘何本よ、、
あー、明日スーツ乾くかな、、
乾いてくれますように!
あー、最悪か?今日は、車の跳ねた水で全身死んだわ、今日は、なにもかもうまく行かないな。
空を見上げる、目に雨が入って空がぼやける。
はなの奥がツーンとなった。
なんでこんな小もないことで泣いてんだよ、
バカみたいだな

鼻もグスグスしてきた。
雨に濡れて風邪になっただけだから、、

6/14/2024, 1:34:11 PM