小さな頃からよく行っていた神社の賽銭箱に十円玉を入れ、手を合わせる。
正直な話、どんな神様が祀られているかは知らないし、お賽銭の額に見合った願い事をするとも思えない。
安心したかっただけだ。
早く忘れたかっただけだ。
手を合わせた私は、目を閉じて神様にお願いをする。
赤ん坊を抱いた夢を見ました。
自分が産んだ瞬間の記憶はないけれど、私の子だというのはわかりました。
一目見て、「愛せる」と思えた子です。
私は、まず一人で生きたことがありません。
この歳まで家族と暮らしています。
自分のこともままならないのに、赤ん坊の世話までできるとは思えません。
だから、神様。
私が愛せると思えたあのかわいい子が、私にではなくどこかで子供を待っている夫婦のところに生まれ、幸せになりますように。
4/14/2026, 2:11:36 PM