本の影に煌めくもの。ひれあるものとして泳ぎ、天高く、また地の底まで響く。人はその輝きに自らを託し、死して不死身であろうとする。かつてありし日のことをその輝きに照らしてもらう。この世全ての人の手を渡り歩くそれを、人は“文字”と呼ぶ。
4/2/2024, 12:10:44 PM