るに

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にゃあ〜っと
君は欠伸をする。
私も真似して
欠伸する。
起きたら半日終わってて、
やる気も元気も
半分無い。
君はいつも通り
どこへでも行って
どこでも寝転んだ。
放っておいた方が
君のためになると思ったんだ。
猫はツンデレってよく言うだろ?
私はもっと君といたかったけど
君はそんな素振り見せないから
私も私のやりたいことをやっていたんだ。
目を離した隙に
すぐ居なくなるくせに
私が暇になった頃現れて
私の隣で寝てくるの。
君はずるいなぁ。
頭を撫でながらいつも言っていた。
君は注意力が散漫していないから
いつも通り帰ってくるって
思ってたんだ。
トラックが君を轢いた。
君は血だらけだった。
欠伸をしていた君も、
隣で寝ていた君も、
全部この血まみれの君に
吸い込まれてしまった。
ぐだっとした身体には
生き物の重みというより
ただの重い物の重みがあった。
"Good Midnight!"
君ともっと一緒にいたかった。
君と忙しい時もいたかった。
君とどこかへ行きたかった。
君と…。
私は
君と一緒に
この夜を過ごして
朝を乗り越えたかったんだ。
大好きだったよ。

1/6/2026, 4:05:36 PM