君の背中に唱える
時間よ止まれ
君は聴こえないふりをして
寝言で答えを返す
18時間睡眠を取った僕らは
朝、そんな寝てないふりをして
朝食を食べた。
そんな、朝いつもの部屋なのに
天井が高く感じた。
カーテンの隙間から漏れる光は
外の晴天を知らしている。
あえてカーテンを開けなくていいよう
工夫し
寝室だけは漆黒にした。
漆黒で寝ると、僕らは幸せだとつぶやきながら、笑顔を見られないよう
ハの字に寝る。
そんな君の背中に私は腕を絡ませ
一瞬だけ抱きしめる
君の背中は、何も言わない。
君の、名前を変えて呼んだりするのは
何度目だろう、、
何も変わらない2人なのに、、
この先も、この背中と洗濯物を一緒に干したいとふいに思った。
なぜか、そのときは
お互い笑っている。君の背中はなぜか笑っている、、
心地よく聞こえる音楽に身を任せ
文字を打つ私は、、お互い歳を重ねたな、と笑いが込み上げるのを清く抑えた。
背中で優しさが伝わるよ、、
ミストで髪がサラっとなった
今日も、君の背中に微笑み返した
2/10/2025, 1:38:39 AM