22時17分

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幸せとは。
世間的にはまとまった時間のことを指しているかもしれないが、きっと、人生における一瞬の隙である。

この隙について、高効率な人生をしようとすると、多分「ムダ」だと考えてしまって、急峻な山々を巡る修行僧になってしまう。
過酷な山を登るために、スマホやタブレットを持っていくのか? しないだろう。山にコンセントがあるわけがないから。せいぜい数日で荷物になってしまう。
だから荷物は、サバイバルゲームのように味気ないものになっていく。そういう感じだ。

場所を移さないと幸せは感じない。
という風に、誰かが定義した幸せからは逃れたい。
身体は拘束されようが、頭の中は自由。
そんな消し残しの多いホワイトボードで書かれた数式……それも途中式を見るような退屈な時間より、僕は窓際の席に座らなくとも、窓の向こう側の世界を頭の中で思い浮かべる事ができる。

仕事スペースで飲むコーヒーより、喫茶店で味わうコーヒーのほうが何倍も美味しい。それだけの話だ。


余談だが、適当に備忘録を残したい。
今読んでる本は、一度読むのを断念して積読した山から引っ張り出してきたものだ。今再読している。
読み始めて五ページもしないところで、「慌ただしく過ぎていく毎日を意識しなければ、忘却の海に消えていく。死んだように生きることになる」と書いてあった。
前の自分は、多分素通りした言葉だったが、今はガツン!と心に響いた。
死んだように生きるとは「傍観者」のように生きる、ということだ、とも書いてあった。
過去の自分と今の自分は別視点に立っている。
これを成長と呼ぶ。と書いてあった。
これが成長……年齢による成長……。

……と読んでるときは思った。
でも、そうポンポンと成長するかなぁ、オカシイ!
とあとで思ったりする。
株価みたいな乱高下の激しいグラフだと、個人的主観の僕は思う。共感力が高い。人の意見に流されやすい。
それが長所であり短所であり、ひと回りしてどちらでもいいや、ってなった。疑問を思いつきやすい人生観である。備忘録失礼。

1/5/2025, 6:35:10 AM