現パロ
ご本人様と関係✕
ベリアン視点
私達が通っているのは『中高一貫デビルズ学園』
圧倒的に高い学力などが誇らしさの学園です。
そのような学園で虐めがあるなんて思ってもいませんでした…しかも被害者が私の身近に居たなんて…何故気づけなかったのでしょう…虐めについては彼女のお友達の“紅さん“にお話を聞いてみましょう。
彼女は確か2年4組だったはずです。
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キャラ紹介
『紅・ガルカイ』
テストは毎回、全学年合わせても1位であり、運動神経も良く、スタイルや顔もいい。まさに『天才の美少女』と云う言葉の擬人化のような人。
クラスメイトにも優しく、ベリアンと同じ学級委員だ。
そんな彼女には男女・学年関係無くファンクラブもある。
何事も積極的に参加する完璧主義者である為、人の為となると周りが見えなくなってしまう所が欠点である。
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2年4組教室前
ガラガラ(扉を開ける音)
ベリアン『紅さんはいらっしゃいますか?』
群青色の髪をなびかせ銀河のような吸い込まれる瞳が目に入る。
紅『どうかなされましたか?』
相変わらずの落ち着く声色だ。
ベリアン『少しお話がありまして…』
私の言い方が悪かったのでしょう。黄色い声が飛び交う。
MOB『キャー!!ベリアン先輩が紅様に告白!?』
MOB『お似合いだ〜!!』
MOB『あれ?でも紅様恋仲の人が居なかった?』
ザワザワ
紅『クラスメイトが五月蝿くしてしまい申し訳ございません…』
ベリアン『慣れていますので大丈夫ですよ』
紅『お話とは…?』
ベリアン『実は…簪さんが虐めにあっていまして…(小声)』
紅『え…?』
紅さんもどうやら知らなかったようだ。
紅『誰にですか』
怒りを抑えきれていないのだろう。
当たり前だ。紅さんは友人なのだから…
ベリアン『まだ聞けていなくて…協力してくれませんか?』
紅『いいえ。と言うとでも?勿論。私でよければ』
ベリアン『ありがとうございます』
ベリアン『あと、他の方には言わないようにしてください』
紅『虐めの事が広まったらどうなるかわかりませんからね…ファンクラブの方達が何するか分かりませんし…』
やはり紅さんに話して良かった。
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紅視点
簪さんが虐めに…?
私は何も出来なかった…?
今までの努力はなんの為に…?
色々な悪い考えが、頭の中を飛び交う。
絶対に違うということさえも、分かっているのに…本当のように思えてしまう。
授業が始まったが、ずっと考え事をしてしまい授業内容が頭に入ってこない…
そんな中私が愛してやまない彼の声が聞こえた。
ラト『紅?どうしましたか?』
紅『ラト…さん…』
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈キャラ紹介
ラト・バッカ
テストは毎回全学年合わせても20位以上。運動神経がずば抜けてよく。顔立ちがいい。あの『天才の美少女』である紅・ガルカイと付き合っている。
美しいものが好きで醜いものには酷い態度をとってしまう事も…彼は指揮・補佐委員である。
彼にもファンクラブがあり大半が女性である。
彼には従兄弟が2人いる。※後に登場予定
自由人の彼だが、紅が間違った方向に進みそうになれば、止められるのはラトとラトの従兄弟の2人合わせて3人だけである。
欠点は満月の夜や医療関係に何故か抵抗があるという事のみ。
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紅『あれ?授業は…』
ラト『もうお昼ですよ?』
紅『え?』
考え事をしているうちに授業は残り2限…
紅『あらら…』
ラト『紅!いつもの場所にお昼を食べに行きましょう!』
紅『ラトさんは何時もパセリだけですけどお腹空かないのですか?』
ラト『空きませんよ?紅もパセリ食べます?』
紅『遠慮しておきます。』
パセリの風味が独特で少し苦手なんですよね…
ラト『そろそろ着きますね』
1つ疑問が私の頭に浮かんだ
紅『お2人も一緒ですか?』
ラト『ええ。嫌でしたか?』
紅『逆に嬉しいですよ』
ラトさんの従兄弟さん達は優しくて本当の家族のように接してくれるので一緒に居て心が楽なんですよね
8/17/2023, 4:44:25 AM