枕元から声がまだ聞こえる。日付が変わって、時計の針もまた一周しかけたところ、私は今まで無視していた眠気と対面してしまった。会話を続ける。声は返ってこない。針は一周して、また重なったころ、私が会話と思っていたものは、私の頭の中だけであって、声にならない質問が頭を流れていたことに気づく。そして眠気に私は降参する。『時計の針が重なって』
9/24/2025, 12:44:46 PM