Sarang

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命が燃え尽きるまで

たった数ヶ月だが私にとっては長い長い時間だった…
やっと彼と元結婚相手の縁が切れた
つい最近知ったのだが、
世の中には、
離婚しても永遠に妻気取りの頭のオカシイ女が一定数いるらしい…
彼の元結婚相手がそれのようだ
そう言う考えの人たちは、
相手が再婚しようがあくまで自分が正妻である考えが抜けなく
再婚相手にはあくまであなたは二番手、勘違いするんじゃないと言う事を平気で思っている人だ
なんなら今の彼を作ったのは自分で、感謝されてもいいくらいだと本気で思っている

……。
一夫多妻制なら正妻や第一夫人と言う言い方も理解するが
そうではない日本では、夫婦は離婚すればただの赤の他人だろう
子どもは血縁関係にあるので、他人になるのは難しいと思う
私からすれば他人が人の既婚男性にちょっかい出す頭のオカシイ女、である
そこまでして正妻に拘るのなら、離婚なんてしなきゃ良かったものの
後勘違いされているのが、今の彼を作ったのは自分だと思っている所
確かに今の彼を多くを作ってるのは元結婚相手だろう
ハッキリ言ってろくでもない男に仕上げてくれたなと思う
彼は結婚前の方が遥かにいい男だった
そりゃそうだ
私が作ったんだから
だから元結婚相手も結婚したんだろうと思う
それをろくでもない男にしか育てる事しかできなくて、
こんなはずじゃなかったと離婚

離婚後も一緒に住んだ家は何年も結婚当時のそのままで
結婚写真も捨てたくない彼
毎週会わなければならない関係
彼の車の助手席にも乗るし
犬の病院はいつも一緒に行く
彼に変わった様子はないが何かが違う
何年も犬以外の会話がなく、聞く事もできない
ずっとこんな関係、
お互いいい人が現れなければヨリを戻すかも知れない
彼には自分がやっぱり特別な女だと思うし…
とでも思っていたかも知れないが、
現実は自分以外の女と一緒に住み始めていた
しかもその女のせいで連絡まで絶たれた
私の方がいい女なのに!
と今頃わなわな震えているかも知れない

自分が助手席に座っていたのに、
でも私の方がダイヤの大きい婚約指輪だったわ!
と私と会った時は粗を探していたと思う
私はわざと違うものを選んだだけだ
他の女と同じ指輪なんて興味がない
ダイヤが大きい小さい関わらずデザインが一緒なのも気に入らない
でもカラットでは同じだったりする
私は見栄の指輪ではなく自分に似合うものを選んだ
結婚写真も今では処分した
一枚も残っていない

とりあえずかろうじて残っている昔の彼がいるから、
私は彼とこう言う関係になったのだ
何一つ残ってなければ今はない
何一つ残っていなければ彼の言う通り、彼は1人で生きていっていただろう
彼と付き合っていくのは、正直しんどいと思う
元結婚相手に言われて傷ついた心はまだ癒えていないし
ずっと頭にこびりついている
それごとひっくるめて、私は彼といようと思う
それが離婚経験者と結婚する事だと思うし
前の結婚生活のように家に帰りたくない、
居心地が悪いなんてないようにしよう
命が燃え尽きるまで、
彼と笑い合い理解し合って生きていこうと思う

犬の会話以外なかった2人が犬がいなくなった今、連絡を取る必要は全くない
新たな関係が生まれるとも思わない
頭のオカシイ女は今後も何して来るか分からないが、
妻である私が何とかする

ちなみに彼は私がよく笑うから好きだと言う
実際元結婚相手は…そう言うタイプではないと心底思った
良いお手本として、あぁ言う表情はせずき生きていこうと思う




9/15/2024, 3:23:56 AM