世界がうっすらと白みを帯びてきた
ひとつひとつ
あなたへの気持ちを並べていた私の手に
焦りが滲みはじめる
取りこぼしてしまわないように
転がり落ちてしまわないように
大切に大切に並べなければいけないのに
どんどん光を受け入れ始めた世界は
私のことを待ってはくれないようだった
どうしよう。このままじゃあなたに伝えられない。伝わらない。
どんどんぼやけて行く視界に
悲しさで崩れ落ちそうな心
それでも少しでも
ひとつでも多く
眩しすぎる光で世界から追い出される寸前まで
私はあなたを思い続けた
【目が覚めるまでに】8月4日
8/3/2024, 9:44:50 PM