『最期、また』
私ね、夢を見ていたの
貴方とまた一緒にいられることを。貴方がギターを弾いて、私がそれを眺める。そして、目が合ったら笑い合うの。とっても、とっても幸せだった。
……こんなこと思い出すのは、死ぬ前だからかしら。
武器は取り上げられて、目の前には忌々しい男の姿。「最後に言いたいことはあるか?」なんて聞いてくる。
「お前に聞かせる言葉なんてあるか」
「そうか……残念だよ」
私が吐き捨てた言葉に呆れたような顔をする彼。男は私の額に銃を突きつけた。私は目を閉じる最期の最期まで彼のことを考えていた。
【こんな夢を見た】
1/23/2026, 2:27:57 PM