#74「夜明け前」
 僕の鬱病が悪化したのか眠れない夜が増えた
 苦しいと感じているせいか目から涙は止まらない
 誰かの言葉がほしい…
 誰か僕を愛して欲しい…
 「ねぇ、君は僕を認めてくれるの?」
 「あぁ、俺は君を認めるよ」
 「なら君は、僕の手を話さない?」
 「勿論さ。離すわけないだろう
 だって…ずっと君と僕は一緒だ」
 嬉しかった
 例え嘘であろうとも僕を愛してくれているだろう
 そう思える環境で苦しくても幸せだった
 ずっと明けなかった人生に
 やっと夜明け前の光が差し込んだ
9/13/2024, 4:51:02 PM