小石 涼

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 俺には、忘れられない太陽のような人が二人いる。
 一人は、いつも笑顔で大人になったらほうれい線を勝手に心配するほどの笑顔で、卒業アルバムに唯一書いてくれた奴だ。俺は、元々明るすぎるやつは苦手で、うざいと思っていた。
 あいつは、まだ、太陽だろうか。
 もう一人は、たまたま見かけた事がある。男女共に仲が良く、いつも誰とでも楽しそうに話していが、見たときはあまり楽しそうに笑わない、人見知りのようなっていた。
 太陽のような女の子だったのに。
 太陽のような人達も、暗くなっていく。大人になるのか、世界が、そうさせるのか分からないが、つまらない。
 
 

2/23/2023, 12:32:38 AM